カテキン Catechin

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緑茶に多く含まれ、ガンの抑制、悪玉コレストロールの酸化抑制、抗菌作用、抗アレルギー作用があります。

カテキンは、ガンを予防する効果以外にも、血糖値の調節作用や抗酸化作用、老化防止、抗菌、抗アレルギー作用の効果があります。緑茶以外にも赤ワインやりんごの皮、葡萄(ぶどう)の皮などにも含まれています。

カテキンは、植物中に存在する天然の化学物質のフィトケミカルの一種です。主に緑茶に多く含まれていて、カテキンはポリフェノールの一種で、渋みや苦味のもととなる成分です。

ポリフェノールには、強い抗酸化作用を持ち、その一種であるカテキンも抗酸化作用や抗菌作用を持ち、生活習慣病や肥満を予防し、細菌やウイルスから体を守る効果があります。

ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、不規則な生活習慣やストレスによって発生した活性酸素を抑え、生活習慣病の予防に役立つことがわかっています。

ポリフェノールには、ブルーベリーやブドウなどに含まれている青紫色の天然色素のアントシアニンや、大豆のイソフラボンなどがあります。

カテキンは、植物中に含まれる苦味や渋み成分で、緑茶や紅茶、ウーロン茶などに含まれていますが、最もカテキンを多く含むのは緑茶です。

カテキンには種類があり、エピカテキン・ガロカテキンガレート・エピガロカテキン・エピガロカテキンガレートです。
最も強力な効果を発揮するのは、エピガロカテキンガレートです。カテキンは強い抗酸化作用の他に、殺菌、抗菌作用や、体脂肪を減少させる働きを持つ成分です。

カテキンの抗酸化作用は、代表的な抗酸化物質であるビタミンEの50倍もの力を持っています。この抗酸化作用を利用して、カテキンは、食用油や肉、魚などの資質の酸化を防ぐ品質保持剤としても用いられています。

たとえば、古くから日本の場合、生魚や、貝を食べるすし屋では、食後に暖かい緑茶を飲む習慣があります。これは、緑茶に含まれるカテキンの殺菌の作用が、生ものによる食中毒の予防に役立っています。

この抗菌作用は、カテキンが様々な物質と結合しやすいという性質によるものです。

カテキンの摂り方は、カテキンには緑茶に多く含まれている成分であるため、緑茶から摂取することが最も効率的です。

緑茶は茶葉に湯をついでその浸出液を飲みますが、カテキンをはじめとする有効成分は、一番煎じで40%、二番煎じで20%茶殻に残ってしまいます。

よって茶葉ごと摂るとカテキンを無駄にせず摂取することができます。