ケルセチン Quercetin

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ケルセチンは、タマネギ、赤ワイン、リンゴや緑茶などに多く含まれ、心臓の動脈硬化を防ぐ働きがあります。

ケルセチンは、ポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用があり、動脈硬化を防ぐのに高い効果があります。また骨粗しょう症の予防や高血圧の改善、花粉症・アレルギー症状の緩和などの効果もあります。

ケルセチンは、植物中に存在する天然の化学物質で、フィトケミカルの一種です。ケルセチンとは、野菜や果物に含まれるポリフェノールの一種です。

ポリフェノールは、抗酸化作用を持ち、動脈硬化による心筋梗塞や、脳血管障害などを防ぎます。ケルセチンは抗酸化力が強いポリフェノールで注目されています。

ポリフェノールは、野菜や果物の皮や種に多く含まれます。

ケルセチンはフラボノイドの一種で、ビタミンPというビタミンCの働きを助ける栄養素で、血管をしなやかにしたり、活性酸素によるダメージを防ぐ働きが注目されています。

活性酸素を防ぐ働きをするのが、抗酸化力です。

加齢に伴うことなどによる活性酸素の発生によって関節炎などが発生し得ることがあります。本来ならば、活性酸素は病原菌から体を守ってくれるものですが、必要以上に発生すると逆に細胞も酸化させてしまうこと(=炎症などに繋がる)になります。

炎症を取り除くためには、抗酸化物質を摂取することが重要です。それ故にケルセチンを摂ることは、抗酸化効果をもたらすので、大切になります。

そしてケルセチンは、骨の健康を保持する効果もあります。抗酸化力だけでなく骨密度減少の抑制効果も最近新たに注目されています。

他にも、血流をスムーズにする効果もあります。栄養バランスの悪い食生活、運動や睡眠不足、喫煙、過度のストレスにより、活性酸素のダメージを受け、血液の流れが滞ることもあります。

血流が悪いと十分に酸素供給ができず、病気の誘発や老化を早める原因になると考えられています。

ケルセチンの抗酸化力は、血液中の抗酸化力を高める力がある為、血流を改善したり、血管の保護や、酸化ストレスによる赤血球のダメージを防ぐことにも、つながることも明らかになりました。

ケルセチンを多く含む物は、レタスやブロッコリーなど花菜類類をはじめとする野菜に糖が結合した配糖体として含まれています。他には、ケッパー、リンゴ、お茶、タマネギ、ブドウ、モロヘイヤ、ラズベリー、コケモモ、クランベリーなどです。