ショウガオール Shogaol

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ショウガに多く含まれ、ガンの進行や再発の予防に効果があります。

ショウガオールは、ジンゲオールが加熱されることにより、ショウガオールに変化します。発ガン性物質が引き起こす遺伝子の突然変異を抑制する働きがあります。この性質が、ガンの進行や再発の予防に効果があるとされています。

またジンゲオールには、血行促進の作用もあり、身体を温め冷え症を改善します。「風邪のひき始めにショウガ湯を飲む」と言われるほど、ジンゲオールの発汗作用には、解熱効果があります。

ショウガオールはショウガの辛味成分のことで、フィトケミカルの一種であり、天然の化学物質です。ショウガオールの名称は、日本語の「生姜」からきています。

ショウガオールは貯蔵や熱を加えられた際に、ジンゲロールが脱水されることで生成されます。ショウガを生で食べるとジンゲロールの効果が得られ、強い殺菌力の効果があり、刺身の薬味にショウガを添えるのは生臭さを消すだけでなく、殺菌効果による食中毒の予防も期待できます。

風邪の引き始めに生姜湯を飲むのは、殺菌効果と発汗作用で体の表面にいる邪気を振り払うためです。ジンゲロールは空気に触れると成分が変化してしまうので、おろしたて、スライスしたてに摂取しましょう。

前途のとおり、ジンゲロールに熱が加わるとショウガオールになります。

胃腸の壁を直接刺激して、深部の熱を作り出す働きがあり、ショウガオールを多く含む感想ショウガは中国の医学書にも「寒冷腹痛を止める」「中を温める」という薬効が記述され、冷えを改善するため古くから漢方薬にも使われています。

冷え性には、乾燥ショウガのほうが効果が高いです。他にも、老化防止や血管を拡張し、血行をよくする効果もあります。

人間の血管に対し、プロスタグランジタンをいう物質が血管の収縮性を強めたり、血小板の粘り気が強くなりすぎたりして、このバランスが崩れることで血管が細くなりすぎたり、血小板の粘り気が強くなりすぎたりします。

血液の流れが悪くなることで老化や様々な病気を引き起こすことになり、ショウガオールは、それの改善を図る効果があるので、老化防止や様々な病気を引き起こす予防に繋がります。

乾燥して加熱したショウガにショウガオールが多く含まれています。

因みに生ショウガ(ジンゲロール)は不思議なことにショウガオールと逆効果で、体を冷やす効果があります。ジンゲロールが減るにつれ(温めるにつれ)、ショウガオールの成分が増加します。