活性酸素が老化の原因?

現在、老化の原因の1つとして活性酸素が注目されています。

老化とは、年齢を重ねるごとに、体の健康・身体状態が徐々に低下・悪化してゆくことです。その老化の原因が活性酸素によるものではないかと最近の研究で明らかになりつつあります。もちろん老化の原因はそれだけではありませんし、現在、活性酸素が老化の原因と確定されている訳ではありません。世界の科学者が研究している段階です。

酸素がある所には、必ず酸化という化学反応が起きます。果物の切り口が変色したり、鉄が錆びたり、これらも酸化です。私達の体は、年を取るにつれ、活性酸素の酸化を食い止める抗酸化物質を体内に持っています。この抗酸化物質が年齢とともに衰え、段々と細胞が酸化されやすくなります。細胞が酸化されることで、細胞が傷つき、破壊されて、体のさまざまな機能が徐々に低下してゆきます。

つまり、

活性酸素が細胞を酸化させる
抗酸化物質が酸化を食い止めるが、年齢を重ねるにつれ、その機能が段々と衰える
抗酸化物質の働きが弱まり、細胞の酸化が広がる
細胞の酸化が広がることで、体の機能が徐々に低下する
体の機能が低下することで、体の健康・身体状態が低下して老化につながる

このプロセスが老化の原因の1つではないかと言われています。