活性酸素とは?

活性酸素(かっせいさんそ)は、酸素が体の中で変質したもので、強い殺菌力を持ってます。

活性酸素は、外から侵入した病原菌やウイルスなどをやっつけてくれます。体には欠かせない物質ですが、これが増えすぎると老化や生活習慣病の原因にもなります。

活性酸素はどのようにして作られるのか

体のエネルギーを作る時の化学変化で活性酸素が発生します。

私たちは、普段の食事の中で、糖質やたんぱく質、脂肪などを体に取り入れます。そういった体に取り入れた成分を酸素によって分解して、エネルギーに変えます。

体の中にはミトコンドリアと呼ばれる小器官があります。体内のさまざまな細胞の中に存在しているこのミトコンドリアは、食物などから吸収したさまざまな成分をエネルギーに分解・変換します。ミトコンドリアが酸素で酸化することで、分解という化学反応が起こり、活性酸素、二酸化炭素、水、エネルギーが生まれます。

ミトコンドリアの酸化に使われた酸素の約1~2%が活性酸素になります。活性酸素は私たちが生きてゆく中で必ず発生してしまい、ゼロにすることができません。なので、ライフスタイルの中で活性酸素がなるべく発生しないような生活をおくることが、活性酸素対策の一つといえます。