デラウェアの旬や美味しい季節、栄養や効用について

デラウェアの呼び名由来についてご存知ですか？

デラウェアはブドウの一種で、アメリカ原産の自然交雑種です。
ジベレリン処理によって果実内部の種が除去され、種なしぶどうとして出荷されます。

１８５５年にオハイオ州デラウェアで命名発表され、日本には１８７２年（明治５年）に初めて輸入されました。

一部のワイナリーでアイスワインなどに用いられます。

日本国内でデラウェアを多く作っているのは、山形県（３７％）、山梨県（２３％）、大阪府（１３％）です。

デラウェアは巨峰に次いで多く作られています。

デラウェアの旬の時期

デラウェアの旬の時期は夏で、６月から８月の間です。
食べごろは７月から８月いっぱいです。

デラウェアの栄養成分（１００ｇあたり）

・ブドウ糖
・ポリフェノール
・アントシアニン
・食物繊維
・エネルギー
・たんぱく質
・水分
・炭水化物
・脂質
・カロテン
・ビタミンＢ１、Ｂ２
・カリウム
・マグネシウム
・カルシウム
など

デラウェアの効能

ブドウ糖による疲労回復効果があります。
ぶどうには体内に吸収されやすいブドウ糖や果糖などの糖質が多く含まれており、これらは体内で代謝の経過を経ずにそのままエネルギーになってくれるので、疲労回復効果が非常に大きいと言えます。

ブドウ糖、果糖など糖質は直接脳の栄養源となり、脳の働きを活発にし、集中力を高めてくれる効果があります。

ぶどうには沢山のポリフェノールが含まれており、特に皮や種の部分に多く、これはガンや動脈硬化の予防に効果があるといわれています。
また、そのなかのアントシアニンは色素成分などで赤ぶどうに沢山含まれており、目の疲れや糖尿病による目の病気など、視力回復につながる重要な役割を果たす成分として注目されています。

デラウェアの色と形の特徴

丸くて赤色〜紫色。小粒。

デラウェアの代表的なレシピ

デラウェアの代表的なレシピは、デラウェアとうゐろう風チーズケーキです。

家における保存方法

房のまま保存する場合、なるべく実に負担がかからないよう一房ずつ乾燥防止の袋などに入れ、野菜庫に入れます。水に浸けてしまうと傷みを早くしてしまうので、洗うときは食べる直前にしましょう。

房のままでなくても良い場合は、実を一粒一粒切り離し密封袋に入れて野菜庫に入れてください。その際、実を枝から引きちぎると枝が付いていた部分に穴が開いて果汁が出てきてしまいます。傷みを早めてしまうので実を傷つけないよう鋏で、枝を2〜3ミリ程実側に残して切り落とします。これを密封袋に入れれば冷凍保存も可能です。

店における食べ頃

かつて国内で出回る葡萄の品種は限られており、大粒で高級な葡萄に対して手頃な価格で広く庶民に親しまれてきたのがデラウェアです。現在は多くの品種が出回るようになり生産量は最盛期のほぼ半数ほどと落ち込んでしまいましたが、種無し葡萄の定番として今でも一般的な品種です。

ハウス栽培が進んでいて、山梨などでは早く収穫できるもので4月中旬から始まります。多くのハウス物が出回るのは6月頃からで、露地物は各所でばらつきがありますが9月いっぱい位まで収穫されます。

出盛りの食べ頃は7月〜8月いっぱいまでとなります。